【入居者100人に聞いた】楽しみながら身体を動かす老人ホームでの体操

老人ホームで毎日行うことのなかで欠かせないのが"体操"です。

自身の体調に合わせて無理なく身体を動かすことで、身体機能の向上やストレス発散、食欲増進などさまざまなメリットがあります。

老人ホームでは一体、どのような体操を取り入れているのでしょうか?

年を重ねると若いころに比べだんだんと身体に負担を掛けられなくなるほか、外出の機会が減ってくると途端に運動不足になります。

運動不足は身体機能の低下のみならず脳機能の低下も招くと言われています。

そのため、老人ホームでは「体操」を毎日のプログラムのなかに設定するほか、日常でも「運動」を考慮したレクリエーションを行います。

まずは毎日の体操で身体を動かして

ほとんどの老人ホームが午前中に必ずといっていいほど体操の時間を設けています。

老人ホームでオリジナル体操があったり、週2日ほど専門スタッフが訪問し体操を行ったりする場合もあります。もちろん、椅子に座りながらできるものもあります。

軽い運動をすることで、そのあとのお茶の時間、食事の時間をさらに楽しむことができるという声が多く寄せられています。

近年の研究によると、後期高齢者や虚弱な方であっても運動の機会を増やすことで、健康増進や自立性を高めていくことが可能という結果が出ています。

ただただ身体を動かせばよいというのではなく、ポイントを押さえて続けることが効果的のようです。

「持久性」「筋力」「バランス力」「柔軟性」を意識した体操がおすすめです。

老人ホームで取り入れられている体操とは?

老人ホームでは音楽に合わせて身体を動かす体操が多いようです。頻繁に取り入れられているものは、ラジオ体操以外にもいくつかあります。

「北国の春体操」「きよしのズンドコ節体操」「サザエさん体操」などが人気のようです。それぞれの老人ホームによって体操の内容は異なりますが、特徴を紹介します。

北国の春体操

深呼吸から始まり、腕を上げたり体を揺らしたりと大きな動きが特徴です。手拍子や肩と首をたたいてほぐす動作もリズムに合わせながら行います。

きよしのズンドコ節体操

リズムを取りやすいテンポのため全身を動かしやすいです。膝を軽く曲げたり、身体をひねったりと、血流を良くし、体の柔軟性を高めます。

サザエさん体操

深呼吸足踏みが多く組み込まれている楽しい体操は、立ちながらはもちろん、座りながらでも結構運動量が多いので、運動不足の解消やリフレッシュに最適でしょう。

慣れ親しんだ曲や好きな歌に合わせて身体を動かせば、不思議と長くストレッチができたり、痛みが軽減したりと効果が倍増するようです。

また、ひとりで行うのではなく、スタッフやほかの入居者とともに身体を動かすことが、楽しく続けられる一番の秘訣なのかもしれません。

運動を取り入れたレクリエーションでより活発に

ストレッチやリズム体操以外にも、ゴムベルト体操や指先体操、失禁予防体操、ゲーム体操、ボール体操など、その種類はさまざまです。

また、老人ホームではこれらの体操だけではなく、クラブ活動やレクリエーションでも身体を動かす機会をたくさん設けています。

例えば、フラダンスや散歩といった趣味のクラブ活動をはじめ、風船バレーボールや玉入れ、旗揚げなどもあり、入居者にとっては、楽しく取り組めるとてもいい運動になっています。

ほどよい負荷の運動は、身体機能を向上させるほか、ストレス解消にもなると言われます。家ではなかなか積極的に身体を動かすことができない方も、老人ホームではみんなと楽しく体操に励んでいるようです。

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