老人ホーム・介護施設の見学・体験入居のポイント

希望条件と合う介護施設が見つかったら、まずは見学してみましょう。駅からの距離や周辺を歩いたり、施設スタッフや入居者と話したりして、入居後の生活をイメージしましょう!

老人ホーム・介護施設の見学

老人ホームや介護施設へ見学に行くときは、事前に電話やインターネットで予約を取りましょう。施設側も案内スタッフを手配する関係上、調整に時間がかかることもあるので、日程は多少余裕を持った方がよいでしょう。また見学のときに、わからないことがあれば遠慮せずに、どんどん質問してください。

スタッフ・入居者の雰囲気

まずは、スタッフや入居者の雰囲気をつかみましょう。

アットホームな施設もあればプライベートを重視する施設もあり、活動的な人が多い施設もあれば施設内でゆっくり過ごすことを好む人が多い施設もあります。当然、それにより、施設の雰囲気は変わってきます。

入居者や施設スタッフの表情や行動を見たり、彼らと話したりすることで、雰囲気をつかんでください。トラブルの発生頻度や対処状況などを知りたい場合は、入居者と施設側の意見交換会である「運営懇談会」の開催状況、退去者の数や理由などを聞いてもよいでしょう。

例えば、こんな点に注意
スタッフと入居者が親しいか
入居者の笑顔が多いか、明るい雰囲気か
共同設備の利用頻度が高いか、どの設備の利用頻度が高いか
運営懇談会などでトラブル状況と解決方法が公開されているか
良い情報も悪い情報もきちんと開示されているか

立地・設備

駅からの距離は、道の混み具合や坂道の有無などによって所要時間が異なるため、実際に確かめましょう。設備は、収容人数に対するリビングの面積やエレベーターの台数、居室の間取りや通路の広さなどを確認しましょう。施設の清掃状況も重要なチェックポイントです。

優先順位の高い条件を考慮の上、施設を選びましょう。

例えば、こんな点に注意
道路の混み具合や坂道の有無などでアクセスするのに不便はないか
入居者の笑顔が多いか、明るい雰囲気か
手すりなどの補助設備や居室の設備は十分あるか
通路の幅は車いすでの移動に無理がないか
収納スペースは十分か

費用

入居費用についての疑問点は、施設スタッフにきちんと質問しましょう。

契約方式によっては、一時入居金や月額費用が変わってきますし、要介護度によっても介護保険の自己負担額は違います。これらの情報は、ホームページやカタログにすべての情報が記載されていないこともあります。

特に、入居一時金の償却方式と別途費用の内訳は、施設によって考え方が異なるので、必ず確認しましょう。

例えば、こんな点に注意
どのような契約方式があるか、それぞれの一時入居金と月額費用の額はいくらか
基本的なサービス加算の額はいくらか
初期償却率は何割か

なお、介護施設へ予約せずに突然行くと、見学できないこともあるので、必ず予約を取ってください。

介護施設の体験入所

介護施設に体験入居にあたっては、見学時あるいは事前に、電話やインターネットで施設に問い合わせてください。

体験入居の期間は1泊2日から1~2週間まで様々で、通常、1泊あたり数千円から1万数千円程度の費用がかかります。また健康診断書などが求められることもあるので、余裕をもって計画してください。

体験入居では、起床時や朝の体操、レクリエーション、食事など、1日の過ごし方を実際に体験できます。見学よりも実際の生活を体感できるので、入居を考えている場合には、ぜひ参加しましょう。

サービス・食事

サービスや食事は、可能な限り、入居時と同じ条件・環境で体験してください。

人によって好みがわかれ、入居後の生活の満足度を大きく左右します。買い物代行や掃除・洗濯の頻度、食事や排せつの介護の方法、提供される食事の味やバリエーションなどは施設ごとに特徴があります。また療養食への注文の対応状況も施設によって異なります。

できる限り、サービスや食事の相性が合う施設を探しましょう。

例えば、こんな点に注意
介護サービスの提供方式が入居者と合うか
外出時の付き添いは時間帯・回数・曜日の制限があるか
食事は柔らかさやアレルギーに対して配慮されているか
個浴や機械浴に対応しているか、回数は十分か

立地・設備

立地や設備は、可能な限り、周辺を散策したり、設備を使ってみたりして、実際に確かめてみましょう。

道路は歩道の広さや坂道の有無などで歩きやすさが変わってきますし、居室の間取りやトイレの位置などに住み心地は左右されます。また夜間・早朝の日差しや音なども暮らしていくうえでの重要なポイントになります。

複数の施設を比較・検討するために、施設に許可を取ったうえで、デジタルカメラで居室や共同施設を撮影しておくことをおすすめします。

例えば、こんな条件
周辺環境で散歩コースになりそうな公園や施設はあるか
早朝に車の騒音など、気になる音はなかったか
日中の陽当りは良好か
トイレの手すりや補助設備は十分か

多くの入居者は、3つあるいは4つの施設に見学・体験入居した上で、入居先を決めています。

条件が合い、信頼できる施設を見つけたら、いよいよ介護施設との契約へと進みます。

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