港区北青山。表参道駅から徒歩5分、外苑前駅から徒歩7分。アクセスに至便な「ツクイ・ののあおやま」シニアレジデンスは、青山のタワーマンション内にあるサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)です。

特徴は、介護付き老人ホームと同等の介護サービスも受けられる「特定施設入居者生活介護」の指定も受けており、サ高住の自由な暮らしと介護施設の手厚いケアを兼ね備えていること。また、お客様お一人おひとりに寄り添う温かなサービスも、同レジデンスの大きな魅力となっています。 日々の仕事への思いについて、計画作成担当(ケアマネジャー)の長崎靖子さんと生活相談員の茂泉正文さんに伺いました。


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お一人おひとりに時間をかけ、パーソナライズしたサービスを提供


──はじめに、おニ人から見た「ツクイ・ののあおやま」の魅力をお聞かせください。


長崎さん:まずは、北青山3丁目という立地の良さ、緑に包まれた自然豊かな住環境です。青山は歴史や文化を感じる洗練された街で、独特の心地よさがあるように思います。そのせいか、もともと青山界隈にお住まいの方が、「これからも青山で暮らしたい」と当レジデンスを選んでくださるケースは多いです。

サービス面での魅力は、ご入居者さまとご家族のお気持ちを何よりも尊重していることだと自負しています。

例えばコロナ禍においても、希望される方にはご家族と面会できるようにしてきました。ご家族に会いたいお気持ちに、なんとかして応えたい。スタッフ一同、そう考えて館内消毒などの感染対策を徹底し、面会可能な環境をつくってきました。


茂泉さん:当レジデンスは介護事業で長年の実績がある株式会社ツクイの運営で、特定施設入居者生活介護の指定も受けており、手厚いケアや機能訓練などをご提供しています。ですが、ベースはサービス付き高齢者向け住宅なので、一般の介護施設に比べると制約が非常に少ないです。

普段の生活でも毎朝お散歩に行かれるなど自由に外出されている入居者さまや、介護サービスを受けながら現役でお仕事をされているお客様もいらっしゃいます。





長崎さん:それに、定員が57名(お二人部屋二人利用の場合)と比較的コンパクトですから、お一人おひとりご入居者さまときちんと向き合い、丁寧なサービスをご提供できていると思います。


茂泉さん:そう思います。先ほども長崎さんは、「睡眠の質が上がる」と話題になっている発酵飲料をご入居者さまのために注文していましたよね。


長崎さん:眠りが浅いご入居者さまが、お薬に頼らずにぐっすり眠れたらいいなと思っています。当レジデンスの各居室には、睡眠の状態を計測するセンサーを導入しております。睡眠の質を高める効果があると言われる発酵飲料をお飲みいただき、センサーのデータを見て、お体に合うようなら取り入れてさしあげたいと思っています。


茂泉さん:そんな風にパーソナライズしたサービスをご提供できるのも、ここがアットホームな規模だからなのではないかと思います。

大切にしたいのは、「寄り添う気持ち」と「察する心」


──おニ人は、なぜ介護業界で働くようになったのでしょうか?

長崎さん:私は東日本大震災がきっかけになりました。東北出身の夫は被災した実家をサポートするために移住し、子どもたちも成長したので、私も何か仕事をしたいと考えました。

ちょうどその頃、母が大病を患い介護を自分ゴトとして感じていたので、自宅に近いツクイの事業所でパートの仕事を始めました。社員になってからは仲間と励まし合いながら介護関連のさまざまな資格を取り、現在は当レジデンスのケアマネジャーをしています。



茂泉さん:私は大学卒業後、ホテルに勤務しましたが、30代半ばのときに「別の世界を見てみたい」と転職を考えました。

介護の道を選んだのは母が認知症の祖母の介護をしていたこと、以前受けた職業適正テストで社会福祉に向いていると診断されたことなどが影響しています。現在は生活相談員として、ご入居者さまの暮らしに関するご相談に幅広く対応しています。


──日頃、お仕事で心がけていることをお聞かせください。


茂泉さん:ホテル勤務で培った接遇マナーを生かし、心豊かにお過ごしいただけるサービスを目指しています。また、ホテルでウエディングプランナーをしていたときは、入居者さまの個人的なご相談もたくさん伺ってきました。今の仕事でもご入居者さまの思いやお悩みをじっくり伺い、寄り添いたいと思っています。


長崎さん:私はご入居者さまが言葉になさらないお気持ちを「察する」ように努めています。ストレートに本音を言いにくいときもあるでしょうし、中には思いを言葉にしづらい方もいらっしゃいますので……。


茂泉さん:「察する」を意識するようになったのはなぜですか?


長崎さん:コミュニケーションの距離が縮まらないご入居者さまがいらしたのですが、現役時代のご職業をお聞きして、何事も正確かつ計画通りに進めることにこだわりをお持ちなのかなと思いました。

それで、私たちも正確性や計画性にこだわり続けたら、徐々に表情が和らぎ、心を開いてくださるようになりました。そういう経験が重なり「察する」が私の中でキーワードになりました。


茂泉さん:的確に「察する」には、ご入居者さまを深く知り、想像力を働かせることが大事なんですね。


長崎さん:そうですね。例えば入浴の介助など、ご入居者さまと1対1の場面で何気なく聞かせてくださる言葉は私たちスタッフの宝物だと思います。大切に受け止めて、その方の自分らしさを支えるサービスにつなげていきたいですね。

日々の楽しみも、最期のときも、ここだからできることを


──今後、「ツクイ・ののあおやま」でどんなサービスを提供していきたいですか? 


茂泉さん:ここは充実した設備があり、生活や医療の提携事業者も多く、高齢者の方の暮らしが完結する体制が整っています。でも私は、この中だけで生活するのは少し寂しい気がしています。

「ののあおやま」は官民一体で開発された街区の名称で、街区内には商業施設や保育園などがあります。活気あふれる環境ですから、ご入居者さまが地域の方と接する機会を増やしたいと思っています。


長崎さん:コロナ禍でも隣の杜に行く屋外森林浴イベントを行ったときは、好評でしたね。


茂泉さん:はい。ほかにも保育園の園児たちとの交流や、同じ建物内の地域交流スペースでの工作教室、ピアノ販売店と共同でのミニコンサート、星空観察会など……。アイデアやお声がけいただく催しはたくさんあるのですが、残念ながらコロナ禍の影響で見送りになってしまいました。

安心して外出できるようになったら、青山の街を思いきり楽しんでいただきたいです。周辺には素敵なお店が多いですし、桜やイチョウがきれいなスポットもありますから。




長崎さん:私はスタッフが信頼し合い、同じ方向を向いて1つになり、お一人おひとりにベストなサービスをご提供したいです。終の住まいとして選んでくださっているご入居者さまもいらっしゃるので、「ここで最期を過ごせて良かった」と思っていただけたら本望です。

実をいうと私は、「自宅で最期を迎えるのが一番いい」と思っていた時期がありました。でもツクイの施設で、スタッフやほかのご入居者さまの深い思いに包まれたお看取りを経験し、考えが変わりました。


茂泉さん:どんな風に変わったのですか?



長崎さん:ご自宅ではないから、逆にできることもあると気づいたんです。「ツクイ・ののあおやま」でいえば、私がここに配属される前、映画がお好きなご入居者さまのために機材を借りて映画を再生しながら最期のお見送りしたこともあったそうです。

同様に、例えば音楽がお好きなご入居者さまがお看取りの段階になられたら、プロの演奏家を呼んで演奏してもらうとか……。お元気なときも、最期のときも、ここだからできることを精いっぱいしてさしあげたいです。


茂泉さん:ご自身で親御さんのお世話をなさりたいけれど難しい、というご家族も多いでしょうから、その分、私たちがご入居者さまの家族のような存在になりたいですね。


長崎さん:ええ。スタッフとして、リスペクトを込めたサービスをご提供するのは大前提。その上で、「ののあおやまの娘」「ののあおやまの息子」と思っていただけるような、心が通う関係を築いていきたいです。



(記事中のサービス内容や施設に関する情報は2022年6月時点の情報です)