2022年4月6日、京王線「八幡山駅」から徒歩8分の場所にオープンしたばかりの「ホームステーションらいふ高井戸」。見守りのプロである「ALSOK」が母体ということで、24時間体制の手厚い介護サービスと最先端の介護システムが融合した新しいタイプの介護施設として、いま注目を集めています。


「ご入居者さま、そのご家族、おひとりおひとりの気持ちに寄り添い、心のこもったサービスを提供したい」。そんな想いで施設づくりに取り組む施設長の石川利明さんに、いまの想いや今後の夢についてお話を伺いました。


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「ALSOK」の最先端介護サービスでご入居者さまの安心・安全を守る

──まずは、ご自身が介護業界に入られたいきさつを教えてください。

石川さん:私が生まれ育った三軒茶屋は、数十年前はとても下町らしい、和気あいあいとした街だったんです。私が小学生か中学生くらいのときは、道端でおばあちゃん3人いつも井戸端会議をしていて、挨拶をしないで通り過ぎるとよく怒られていました(笑)

こうしておばあちゃんたちと接するなかで、礼儀や街のルールを学ばせてもらったんですね。血縁関係はないのですが、まるで家族のように身近な存在でした。

そんな近い間柄だったので、このおばあちゃんたちがだんだんと高齢になり、外に出られなくなってきたとき、当たり前のように暮らしのお手伝いをしていたんです。

その延長で介護の世界に入りました。当時も「介護をしてあげよう」という気持ちはあまりなく、「お手伝いをしてあげよう」という想いが大きかったように思います。

その姿勢は、20年以上経ったいまでも変わらず、「お手伝いをする」という気持ちで日々ご入居者さまと接しています。





──母体のALSOKはセキュリティや防災事業のイメージが強いのですが、今回オープンする「ホームステーションらいふ高井戸」にもそうしたノウハウは活かされていますか?

石川さん:「ホームステーションらいふ高井戸」は82室あり当社の中でも大きな施設になります。ご入居者さま、そのご家族はもちろん、職員の安心安全までしっかりと守ることができるよう、「ホームステーションらいふ」の中でも最先端のシステムを導入しています。

その1つが、介護ロボットの導入です。職員の見守りに加えて介護ロボットが見守り業務の一端を担うことにより、より高いレベルでご入居者さまの安心・安全を確保できるように工夫しました。

このほか、ベッドの下にセンサーを入れて、ご入居者さまの呼吸と心拍を管理するシステムも導入しています。数値に異常が出ると即座に職員のスマートフォンにデータが送られ、すぐに駆け付けられる仕組みです。

このデータはご家族も見られるようになっており、ご入居者さまだけでなく、離れて暮らすご家族の安心、安全にも配慮しています。



──お食事にも力を入れられているとお聞きしました。

石川さん:はい。「ホームステーションらいふ高井戸」は杉並区という土地柄も考えて味・質ともにワンランク上のお食事を提供できるよう工夫しているのが特徴です。見学に来られる方からも「ここのお食事は美味しいね」とご好評をいただいています。

そして、味はもちろん、「今日は入れ歯の調子が悪いから、おかゆにして欲しい」、「塩分をもう少し控えたい」といった個別のご要望にもしっかりと対応し、毎日食べることを楽しんでいただけるように心がけています。

地域との交流を、ご入居者さまの「生きがい」につなげたい

──今後予定しているサービスやイベントについて教えてください

石川さん:有料のもの、無料のものを含めて、一日1つは何かイベントがあるようにしたいと思っています。

企業さんとコラボも予定しています。たとえば資生堂さんを招いて、女性のご入居者さまにお化粧を楽しんでいただいたり、ティップネスさんのトレーナーによる、足のむくみが取れるような体操を楽しんでいただくことなども考えています。

また、私たちの施設では、「転倒防止」という観点から、足のケアをとても大切にしているんです。

以前私がいた施設でも専門職に巻き爪やタコをケアしていただくフットケアを行っていて、とても好評でした。

足をケアすることで、しっかりと足をつけるようになり、歩きやすくなります。健康に暮らしていただくため     「ホームステーションらいふ高井戸」でもぜひ取り入れていきたいと思っています。

他にも、移動スーパーを施設に呼んで、お買い物を楽しんでいただけるようにしたいとも考えています。外に出られなくても、施設内の生活を楽しめるようなイベントをたくさんご用意したいですね。



「心配する側」から「心配される側」になってしまう不安に寄り添う


──この施設でどんなことを実現していきたいですか?

石川さん:ご入居者さまの中には、ご本人の意志で入居される方と、そうでない方がいます。たとえご自身の意志ではなかったとしても、「ここに来て良かった」と心から思っていただけるよう、ケアマネージャー、看護師を含め丁寧にご要望をお聞きし、その方に合ったサービスを提供したいと思っています。

「ホームステーションらいふ」では、パワフルスタッフという高齢の方の雇用も行っています。ご入居者さまと年齢が近いので、若い介護職員には言いづらいことも言っていただきやすく、ご入居者さまの状況を想像しながらサービスを提供してくれるので、とても力強い存在です。


──サービスを提供するうえで、一番に心がけていることは何ですか?

石川さん:二十年以上ご入居者さまと接してきて思うのですが、ご入居者さまはみなさん、これまで「誰かの心配をしてきた人」なんですね。

お父さん、お母さんとしてお子さんの心配をしてきたり、お孫さんの心配をしてきたり。

それがある日から突然、「心配される存在」になってしまうんです。ですから、その不安に寄り添っていくことは、とても大切だと思っています。

私はよく職員に対して、「してあげるのではなく、一緒に考えていきましょう」という話をしています。あとは、「ご入居者さまに、少しだけ心配をしてもらうようなことをして、その不安に寄り添っていくことはとても大切」という話もします。

若い職員も多いので、どうしても至らないところはあります。時にはご入居者さまに心配していただくことで、信頼関係を築いていくことも大切なのではないかと思っています。



──今後取り組んでいきたいことがあれば教えてください。

石川さん:まずは入居者様の安心、安全を第一に。そこから先の取り組みとして、地域の中に溶け込んだ施設にしたいという最終的な目標があります。

とにかく、施設を閉鎖された空間にはしたくないんですね。いまはコロナ禍ということもあり、なかなか難しいのですが、地域とのつながりは絶やさないようにしたいと思っています。

以前いた施設でも、保育園の園児と手紙のやりとりをしたり、ガラス越しですが子どもたちと交流したりという取り組みを行っていました。ここ高井戸でも、地域に対して発信したり、お祭りなどのイベントに参加したり。ご入居者さまが地域とつながりを通して生きがいを感じていただけるよう、努力していきたいと思っています。


──最後に、ご入居を検討されている方に一言お願いします。

石川さん:私自身、ケアマネージャーとして多くのご入居者さま、ご家族様のお話を伺ってきました。その経験を活かして、お一人のお話に誠心誠意耳を傾け、ご希望にお答えしていきたいと思っています。ぜひお気軽に見学にいらしてください。



(記事中のサービス内容や施設に関する情報は2022年4月時点の情報です)