大正から昭和初期にかけ「西の鎌倉、東の荻窪」と称され、数多くの文化人に愛された由緒ある旧別荘地、荻窪。「しつらえにこだわった空間」「安心の医療サポートと介護体制」「こだわりの食事」の3つの柱をモットーに、2019年8月に「トラストガーデン荻窪」が誕生しました。


今回は、介護長の伊藤さん(写真中央)、介護主任の寺田さん(写真右)、生活相談員の青江さん(写真左)に、トラストガーデン荻窪の魅力を伺いました。

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――まず皆さんが、介護業界に入られたキッカケを教えてください。


寺田さん:私は以前、旅行業界にいました。あるとき、お客様が車椅子生活になられ「旅行に行けなくなってしまった」と話されていたことがありました。「車椅子でも旅行をしてほしいな」と思い、自分で何かできることはないかと考え、ヘルパーの資格を取得したんです。その研修の時に、祖母の介護のことを思い出し「あのとき何もしてあげられなかったな」という気持ちがあふれてきて、「介護の仕事がしたい」と感じたのがきっかけです。

最初は特養で経験を積んだり、他の施設で学んだり、最終的に看取りまでお付き合いできる施設で働きたいと思いトラストガーデンに、という感じです。



青江さん:大学の部活動で吹奏楽をやっていたのですが、デイサービスや介護施設で演奏する機会があり、介護の仕事がいいなと感じました。就職活動の時期に、「自分は机にじっと座っている仕事よりも、アクティブな仕事のほうが向いているだろうな。介護業界は人材不足だというし、社会ニーズもある。そして今の平和な時代を生きていけるのは、人生の先輩方のおかげ。何か恩返ししたい」という気持ちがあったので、介護業界を選びました。最初は、ケアに携わるスタッフ。その後本社で人材育成研修を担当し、現在は生活相談員として働いています。



伊藤さん:私が介護との関わりをもったのは、学生の時に授業と部活の間の空き時間に訪問介護の会社でホームヘルパーをしたことがきっかけです。体験してみて、しっくりきたというか、ハマったというか。トラストガーデンの社員になって約10年、トラストガーデンの他の施設をいくつか経て、この4月からトラストガーデン荻窪で勤務しています。

私たち以外にも、様々なバックグラウンドをもち、いろんな才能のあるスタッフがいます。やる気があり、楽しみながら仕事をすることで、ご入居者に喜ばれ、会社には評価される、そんな職場環境だと感じています。


自然豊かな環境とホテルライクなしつらえ


――トラストガーデン荻窪の魅力について教えてください


青江さん:まずは、立地が挙げられると思います。環状八号線から1本入っただけなのに、驚くほど静かな環境です。中庭では、虫の音も聞こえ、季節の移ろいを感じられます。カルガモの親子が今年の夏、中庭に遊びに来てくれました。荻窪駅までもさほど遠くないので、運動がてらお散歩やお買い物に行かれるのにも便利です。

また、ホテルのように洗練されたデザインと風格ある建物だと思います。会員制リゾートホテル事業を展開するリゾートトラストグループの運営ということもあり、そこで培ったおもてなしの心がいかされているのではないでしょうか。






伊藤さん:設備という面では、トラストガーデン荻窪では各フロアに浴室があり、お一人ずつ入浴する個浴室なのでプライバシーが保てます。また、サポートが必要な方の場合、ご入居者1人にスタッフが1人つき、入浴の介助を行っています。


寺田さん:ご希望に応じて同性介助をしています。とくに女性はおいくつになられても異性に裸を見られるのは恥ずかしいと思うので。


青江さん:一部の居室にはご入居者の安全・安心のために「A.I.Viewlife」という見守りシステムを導入しています。センサーやカメラが24時間入居者の見守りを行い、スタッフは手元のスマートフォンでそれを確認できます。その画像はプライバシーに配慮し、シルエットのみの画像です。また、ケアの状況などを入力することでスタッフ間での情報共有にも活用しています。


寺田さん:録画もできるので、何か事故が置きた時に、後から何が原因だったのかということもわかります。理由がわかれば、次にそれが起きないように対処も考えられるので便利です。


さまざまなイベントで、楽しく豊かな暮らしを実現

――ご入居者の生活を彩る取り組みについて教えてください


伊藤さん:食事やレクリエーション、イベントに力を入れています。まず食事ですが、毎月、各施設のシェフが考案する「シェフおすすめメニュー」や「行事食」のほか、追加費用が必要なのですが、ご希望の方へ「エクセレントランチ・ディナー」をご提供しています。これは施設でも外食気分を味わっていただけるよう、食材やメニューにこだわった料理です。お菓子の手作りレクリエーション「おぎくぼSweets Making」も人気があります。

寺田さんが多才なので、いろいろな制作体験を外部に頼ることなく行うことができ、ご入居者に楽しんでいただいています。


寺田さん:五感を使って一緒に楽しんでもらいたいと思い、ハーバリウムづくりや万華鏡づくり、お花が好きなのでお花を一緒に生けたりしています。


青江さん:納涼祭やスタッフが付き添っての外出や、エクシブ箱根離宮でのランチを目的とした日帰りバスツアーがありました。他にはとある服飾メーカーからの依頼で、理想の服についての意見を出す場を設けたことがあり、「ボタンが小さい」「前から着られる服がほしい」などたくさんの意見が出ていました。自分の意見が形になる喜びも味わっていただけたようです。


トラストガーデン荻窪は、自分の時間やプライベートをとても大事にしています。ご入居者同士で誘い合ってレクリエーションに参加したり、スタッフへのリクエストもあります。みなさん、自分らしく楽しい生活を送られているのではないかと思います。



ずっとここで働きたい、家族や自分も入居したいと思える施設に


―― 最後に皆さんがお仕事をする上で大切にされていることを教えてください

伊藤さん:「常に笑顔で」を意識しています。以前落ち込む出来事があり、ご入居者から「どうしたの?」と心配されたことがありました。以後は、そんなことがないようにしようとどんな時も常に笑顔でいることを心がけています。笑顔は人を幸せにしますし、私たちが楽しんでいると、ご入居者も楽しい気持ちになってくれると思っています。人生の最後を笑顔で楽しかったと思ってもらいたいというのが私の願いです。

過去に、外出が難しいけれど「最後に海が見たい」という糖尿病を患っていたご入居者のため、ご自身でインスリンを打てるように何日も前から準備をして、一緒に海への外出を叶えることができました。その後まもなくご逝去されたので、海にお連れできて本当によかったと今でも心に残っています。

最終的な目標としては、自信をもっておすすめできる施設にしたいですね。


青江さん:大きく2つあります。1つはご入居者やご家族の夢を叶えるお手伝いができたらと思っています。以前、認知症の症状が強いご入居者のご家族から「孫の結婚式に出席させたい」というリクエストがあり、ハードルが高く不安もあったのですが、当日私はそのご入居者に付き添いました。会場では大きな声を出されることもなく終始おだやかで、ご家族は涙を流して喜ばれていました。それが糧にもなっていますし、貴重な経験にもなっています。

もう1つが、長くここで働きたいということです。ご入居者が元気に暮らしている様子を見続けたい、それに寄り添いたい。ご入居者やご家族からも「ずっとここにいてね」と言われることもありますので、その期待にも応えたい。その一方で、まだまだいろんな経験をして、自分のスキルをアップさせたいとも思っています。


寺田さん:介護というのは、できないことを手助けすることが全てではないと思っています。私のモットーは「一緒に楽しむ」ことです。ご入居者やそのご家族を巻き込んで楽しむ、それが生活に潤いを与えるのだと思い、イベントなども一緒に楽しんでいます。

もう1つ、五感を大事にしていきたいという思いもあります。人間話すことができなくても、耳が聞こえなくても、五感のどれかは残ると思うんです。以前、お看取りのご入居者に立ち会ったとき、ご家族が最後に好きな飲み物を口に含ませたところ、にっこり笑って旅立たれました。それがとても印象に残っていて、そんな経験から強く「五感を大事にしていきたい」と思うようになりました。

今後は、ハンドマッサージやリフレクソロジー、ネイルなどを勉強して、ご入居者の五感の刺激や癒やしになればいいなと思っています。また、当初の目標であった「旅行に行く」ということもいつか実現したいと思っています。


(記事中のサービス内容や住宅に関する情報は2020年11月時点の情報です)