「オーナーズテラス自由が丘」は、安心して仲間と楽しく暮らせることを目指した住宅型有料老人ホームで、北欧で人気の「高齢者グループリビング」という発想をベースにしています。


また、新しい特徴的なビジネススキームは国土交通省人生100年住まい環境整備モデル事業にも選定され、注目を集めています。


元気だけれど家族と離れている、少し介護が必要など、1人では不安な高齢者が仲間と一緒に暮らすことで、心豊かな日々を送る。


そんなこの施設の魅力について、運営事業者の代表・伊藤敬子さんにお話を伺いました。

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<伊藤敬子さん>

オーナーズテラス自由が丘の運営事業者である一般社団法人 日本家事住宅供給社の代表取締役。おっとりほがらかな印象ながら、不動産業の株式会社ハピネスランズを経営する女性社長でもあり、シェアハウス運営や不動産相続のエキスパートとしても活躍中。


不動産ノウハウを活かし、費用を抑えて自宅も守る


──オーナーズテラス自由が丘は、さまざまなサービス・設備が整う住まいで入居者がお互い支え合いながら生活を楽しめる、新しいタイプの住宅型有料老人ホームと伺いました。まずどのようなきっかけでオープンしたのか伺わせてください。

私は長年、不動産業を営んでいまして、高齢の方から「施設に入るには自宅を売らなければ入居金が準備できない」とのご相談をたくさん受けてきました。老人ホームは入居金が高いこともあるため、多くの方が自宅を手放して資金を準備なさるんです。


でも実際にご自宅に行くと、家族の幸せな思い出がいっぱい詰まっていることがよくわかって……。そういうケースを数多く拝見するうちに、「人生の最終章を安心して豊かに暮らす」「思い入れのある家を守り、次世代に引き継ぐ」という2つを両立できる方法をつくりたいと思うようになりました。


──この施設では費用の心配を軽減する工夫もあるそうですが、どのようなシステムなのでしょうか?

ポイントは2つあり、1つは私自身の不動産業の経験を活かしたご自宅のシェアハウス化です。これはあくまで任意ですが、ご希望の場合はご自宅の一部を賃貸住宅のシェアハウスに改装して家賃収入をつくり、当施設の入居費用を捻出するんです。


例えば3LDKの戸建てだったら3部屋を改装して3人の方に貸し出す。リビングなど一部はそのままご自分でキープして、思い出の品や荷物を保管する。ご自宅をシェアハウスにするリノベーションや入居者募集は私の不動産業のノウハウを活かし、できるだけ安価で承る。

このシステムだと、年金などを目減りさせずにオーナーズテラスの月額家賃をまかなえる可能性が上がりますし、週末にちょっとご自宅に戻ってくつろぐ、荷物を取ってくるといったことができます。


また思い入れのある住まいを手放さず、次世代に引き継ぐことにもメリットがあります。というのも不動産はキャッシュや有価証券より相続税率を抑えられますから、相続の際の節税効果も期待できると思います。


もちろん、自宅の処分を検討していない方でもご入居は可能ですし、この制度の利用を強いることは一切ありません。あくまで選択肢が広く存在しているんだ、と思っていただきたいですね。


──費用負担を軽減するもう1つのポイントは?

入居期間の選択肢がいくつかあることです。例えばケガで入院して退院した後、しばらく1人暮らしは厳しい、というときなどにご利用いただける料金体系も設けています。



──そこまで入居者のことを考える経営方針にされているのには何か理由があるのでしょうか?

実は、日本家事住宅供給社は、幼稚園のママ友さんたち(写真上)と集まってつくった会社なんです。私が「高齢者向けのグループリビングをつくりたい」といったら、看護師や介護士の友人が賛同してくれまして……。みんな、「自分が入りたい施設をつくる」という気持ちで取り組んでいます。

まるで家族のように支え合って暮らす


──オーナーズテラス自由が丘に入居すると、どのような暮らしが待っているのでしょうか?

まず、朝食はビュッフェスタイルで好きな時間に召し上がっていただきます。昼食は自由ですので、外食したり、1Fの共同キッチンでつくったり……。ほか、有料(500円~)でご提供もできます。


夕食は私たちスタッフが当番制で手づくりの食事をご用意し、みなさん一緒に賑やかにいただきます。


夕食後は入浴などのリラックスタイムです。入浴に介助が必要な方は、週2回看護師が来ますのでそのときに。自分で入れる方は毎日入っていただき、好きな時間に就寝となります。警備会社のセキュリティサービスにも入っていますがお部屋にはナースコールがありますので、安心して休んでいただけると思います。


また、オーナーズテラス自由が丘は施設内で介護保険を消化しないため、ご入居後もそれまで担当されていたケアマネージャーさんや看護師さんに引き続き担当していただくことができます。


──昼食から夕食までは自由時間ですか?

はい。でも、自由参加の体操教室や趣味講座を設けています。趣味講座は幅広くご用意していて、先日は米粉ピザをつくりました。料理講師は食事療法に詳しい先生にお願いしており、野菜たっぷりの手軽につくれるレシピが好評でしたよ。


私たちはこうした講座やコミュニケーションを通じて、「認知症になるべくならない暮らし」をご提供したいと考えています。やっぱり1人暮らしで一日中誰とも話さないことは、認知症対策の観点からすると、とてもリスキーなんです。


シェアハウスで人と共生する環境は孤独から守ってくれますし、役割意識も芽生えて自立にもつながる。子連れで出勤するスタッフもいますので、子どもとのふれ合いも楽しんでいただきたいですね。


──小さな子どもと接することは、いい刺激になりそうです。

今は核家族化が進み、子どもとの交流に縁のない高齢者も増えました。でも昔は大家族で、お孫さんなどと接する機会も多かった。オーナーズテラスではほかの入居者さまやスタッフと家族のように接しながら、そんな懐かしい暮らしを送っていただけると思います。



──7部屋ある入居者さまの個室も、「認知症になるべくならない暮らし」を意識してつくったそうですね。

オープンにあたりいろいろと勉強したなかで、認知症対策に住宅がどれだけ大切かを知りました。そこで、味気ない部屋にならないよう全ての個室の内装デザインを変え、壁には色や絵柄を用いたクロスを使用。建築の際も、できるだけ天然の素材を使うようにしました。



──どのお部屋も洗面、ドア付きのトイレがあり、高齢者用に細やかな配慮がなされていますが、デザインがとても素敵で普通の住宅としての魅力があります。

ご入居条件は介護度3までの方としていますが、入居後に介護度が上がってもお住まいいただけるので、将来的には介護度の高い方が生活なさることが想定されます。でも、いかにも病人扱い・高齢者扱いした造りにはしたくなかったんです。


自力での生活に不自由がある状態でも、今までと変わらず豊かに暮らしていただきたい。車いす用のトイレもカーテン1枚で仕切らずに、開閉が工夫された立派なドア(写真上)があるものを使っていただきたい。そんな思いでつくりました。

自由が丘という立地にこだわった理由


──オーナーズテラス自由が丘は、その名の通り自由が丘につくられました。内装だけでなく外観も普通の住宅そのもので、街並みに溶け込んでいます。



自由が丘を選んだ理由はいくつかありますが、1つは「入居後もご家族との接点を多くもっていただきたい」との思いです。あまりアクセスがよくない場所にあると、お子さまたちの来訪も減ってしまいがちです。それでは寂しいので、交通の便がよいことは自由が丘の魅力でした。

──自由が丘は食事やショッピングでも人気の高い街です。

そうですよね。お子さまたちが遊びに来たら、帰りに一緒にお買い物などもできる。近所には郵便局やカルチャー教室が開催される区の施設、温水プールもあります。


コンビニやスーパー、公園や緑道が豊富で生活しやすい街であることも、自由が丘を選んだ理由の1つです。また、ここは私自身が長年住んでいるエリアですので、地域に貢献したいとの思いもありました。



──運営事業者の日本家事住宅供給社は、高齢者が自分らしく暮らす共同住宅であるグループリビング運営協議会に所属しているそうですね。今後は、どのような展開をお考えですか?

このシステムを広め、多くの高齢者が自分らしい豊かな暮らしを送れる社会を目指したいと思います。ですから、まずは気軽にオーナーズテラス自由が丘の見学にいらしていただきたいですね。実際にご覧になると、どんな暮らしが送れるのかおわかりいただけると思います。


また、将来的には認知症の方のグループホームも運営したいと考えています。そして認知症ではない方のオーナーズテラスと認知症の方のオーナーズテラスで交流会なども行いたい。「もし認知症になっても、同じ系列のこのホームでこんな暮らしができるんだ」とわかれば、より安心していただけるのではないかと思っています。


(記事中のサービス内容や施設に関する情報は2019年12月時点の情報です)