スタッフインタビュー「心砕いて、学びながら、自分自身も楽しんで」(4)
(「3」からの続き)
――一人一人違うわけですから、大変ですね。
人が相手の仕事なので、そうですね。ずっと人相手の仕事をしてきましたが、接客とは違うところでの緊張感はあります。
前職の接客業が役に立っていることも確かにあります。薬局では高齢者が多かったので、自然と高齢者との接し方も身についていたのかもしれないですね。
生活コーディネーターの仕事は、それに加えて命を預かる場合もある仕事なので、いつも緊張感を持っていなければいけないし、どんなことがあっても対処できるように、日ごろからいろいろな引き出しを作っておかないといけないと思います。
こちらに来てから、仕事の役に立つかも、と思って、通信で介護予防健康アドバイザーの資格を取りました。今、手話教室へも仕事帰りに頑張って通っています。
――スキルアップ、すばらしいですね。すばらしいと言えば、フロントの渡邊さん手作りの壁飾りです。季節ごとに変わるのでとても楽しみです。
自分が楽しんでいるんです。お誕生日カードも、皆さんの喜ぶ顔見たさに作っています。
――これからの抱負があれば教えてください。
長く暮らしていればだんだん年齢が上がってきて、入居当時と身体の様子が違ってきます。今までは自由に歩けて遊びに行かれていた方が難しくなってきた、ということが多くなってきます。それに合わせた対応ができるようにしたいと思っています。
昨日も転ばれた方がいて、ぱっと手が出せなかったので、そういうときに、咄嗟に動ける、スキルをあげる、そういう時に合わせた対応ができるような知識を備えたいです。
――ゆいま~る高島平には、「ほっとサポート」があります。
お身体の調子が悪い時など、病院の付き添い、受診の代行(薬の受け取り)、買い物代行や、家具の組み立て代行などがあります。有料サービスですが、病院の付き添いなど、定期的に利用する方もいらっしゃいます。今後、増えていくかもしれませんね。
いつもおだやかに、やさしく居住者に接している印象の渡邊さん。笑顔の裏には、しっかり居住者の様子を見ている鋭い一面があると知りました。仕事に役立つスキルも身に付けようと努力しているのも素敵です。信頼できる頼もしいスタッフ。これからも活躍を期待しています。
(2022/10/11インタビュー)