スタッフインタビュー「心砕いて、学びながら、自分自身も楽しんで」(3)
(「2」からの続き)
――イベントや行事のお手伝いもありますか? コロナ禍ですっかり減ってしまったと思いますが…。
フロントでの食事会は再開していませんが、ほかの行事はだいぶ復活してきました。
現在、シネマカフェ、フラワーアレンジメント、ラジオ体操、10の筋トレ。居住者主催の映画会、絵を描く会、生協のお弁当の日、お豆腐屋さんの日があります。
かつてフロントで行なっていたことは、今は一部集会所で行なっていて、集会所の予約やテーブルやイスのセッティングなど、手伝いが必要なところはフロントがサポートしています。
――渡邊さんも高島平にお住まいとのことですが、高島平の良いところはどこでしょう。
なんといっても、緑が多いですね。神奈川県から引っ越してきて、「東京ってこんなに緑が多いのか」とびっくりしました。きちんと整備されているし、小鳥の声も聞こえて、住みやすいところだと思います。
物価も安いです。団地内の商店や、駅周辺の個人店、スーパーなども安いですね。また、ちょっと足を延ばせば、板橋区には有名な商店街もたくさんあり、楽しいです。
ゆいま~る高島平の最寄り駅は都営三田線高島平駅ですが、どこに行くにもとても便利です。また、ゆいま~るの目の前にバス停があり、東武東上線、埼京線へもアクセスできます。目の前のバス停から、バス一本で前に住んでいたところまで行けるのがとてもよい、とおっしゃる居住者もいらっしゃいます。
――仕事上気をつけていることがあれば教えてください。
私の座右の銘が「まあ、いいか」なんですけれど(笑)、ここではそれは通用しません。普段の暮らしの中では、「まあ、いいか」ですけれど、ここでは心砕いて皆さんの様子を逐一見ています。お会いした時の顔色とか、お話のしかたとか、注意を払っています。
これは気をつけなければいけないと思っているのは、高齢者を子ども扱いしないこと。皆さんすごく嫌がることなので、目上の方として、敬意を持って接することを心掛けています。ただ、あまりよそよそしくなってしまうのもよくないので、その方がどう接してほしいか、探り探りですけれど見ながら接するようにしています。
(「4」につづく)