老人ホームの食事・献立に関して【後編】

個別の献立で対応をしてくれる

病気などが影響をして、食事には気を配らなければならないという人の場合はどのようにすればいいのでしょうか。
塩分制限・カロリー制限しなければならないとか、それぞれの既往症によっても、必要な量なども変わります。
食品アレルギーも相談することで対応できる場合がございます。
この調整を自分で行うのは難しいですが、入居前に栄養士に相談をしておけば必要な献立を考えてくれるので、健康面でも心配をする必要がありません。栄養士に食事管理をしてもらえれば、自分で気を付けた食事を行う以上に、安心出来るはずです。

個別の献立では栄養面の事だけではなく、嚥下（えんげ）障害にも対応をしてもらえるようになります。
『大きめ／小さめ』キザミ提供・ミキサー食・とろみ付提供など、特別な対応をしなければならない方も当然います。
嚥下状態が悪い人に、他の人達と同じ料理を提供するのは危険ですので、個別に対応が出来るのは食事面でも安心です。

飽きの来ない工夫がとてもありがたい

食べる事に興味が持てなくなってしまうと、徐々に食べる量が減ってしまいますので、栄養のバランスが悪くなるだけではなく、体調を壊す原因にもなりえます。
体調を整えるためにも、食事に興味が持てるように工夫をしてくれる老人ホームは助かります。例えば、年に数回はイベント食があると、入居者の楽しみが増えることになりますので、うれしいサービスです。
三食以外にも、おやつタイムがある場合があります。甘いものに目がない人の場合には、おやつタイムがあるかどうかも重要かもしれません。

以上、【老人ホームの食事・献立に関して】の解説でした。
運営会社や施設ごとによって、違いや特色がありますので問い合わせ時や見学時に質問や希望の旨をお伝えいただくことがより「良い施設探し」に繋がるかと思います。