花市にかける思い

「ガーデンホームなごみ東花園」では、入居者さま自身が花を育て、その花を販売する「花市」という取り組みを毎月行っています。この記事では、花を販売するまでの取り組みを導入した経緯や、花市にかける思いをお伝えできればと思います。
「花市」はガーデンホームなごみ東花園の介護施設前で開催しており、入居者さまが店員となって訪れるお客さまと楽しくコミュニケーションを取られています。ガーデンホームなごみ東花園には、認知症の方や麻痺の方もいらっしゃいますので、時に介護職員がお手伝いに入りながら販売を行っています。
　これまで開催したイベントはそのほとんどが介護施設側、介護職員側がいわゆる「お膳立て」を行い、入居者さまに参加していただくという企画がほとんどでした。それらの企画も入居者様には喜んでいただけて、笑顔で「ありがとう」とおっしゃってくださいました。
それらの「与えられた楽しみ」だけではなく「自分から取り組む楽しみ」を感じていただける企画にチャレンジすべきだという思いに至りました。
　「自分から取り組む楽しみ」に必要なのは何か考えたときに、役割ではないかと考えました。「花市」では入居者様に様々な役割を担ってもらっています。
　役割は様々です、お花の育成、売り場づくり、販売、売上管理、肥料や苗の仕入れ、等々
それらの役割はどれがかけても「花市」は成り立ちませんので、役割を通して、チームになり、チームで育てた花を販売することで地域の方々に喜んでもらっています。
　そうして地域の方々に喜んでもらうことは達成感や充実感といった「自分から取り組む喜び」ひいては「与えられる喜び」ではなく、「与える喜び」も感じていただけるのではないかと考えています。
「花市」は毎月最終週の日曜日と月曜日に行っておりますので、ご興味のある方はぜひ一度お越しください。
※日程は変更になる場合もございますので、お越しの際は一度お電話ください。