大阪市生野区について

大阪市生野区の概要

大阪市は基礎自治体としては横浜市につぐ人口270万人をかかえ、域内総生産は約22兆円(2014年度)と、東京23区をのぞく市区町村としては全国一の経済規模を誇ります。

市内は24区で構成され、生野区はその東南部に位置し、東側は東大阪市に接する内陸の区です。1943年に東成区から分離して誕生し、総人口は130,194人(2016年10月現在)、その内の約21%にあたる23,499人が外国人登録者で、全国でもっとも外国人住民比率の高い自治体となっています。

大阪市生野区の特徴

JR大阪環状線と近鉄大阪(奈良)線が交差する鶴橋駅を中心に栄え、中小企業が軒をつらね、また戦中戦後を通じて、朝鮮半島南部(とくに済州島)からの移民者が多く定住したことから、韓国料理店などが町の風景を生み出しています。

生野区出身の著名人にも、梁石日(作家)や木村充揮(ミュージシャン)など朝鮮半島にルーツをもつ人が少なくないことからも、生野区の姿が浮かび上がってきます。

また、1970年代から放映された『クイズダービー』(TBS系列)などのCMで馴染みのあるロート製薬本社が生野区巽西に、セコイヤチョコなどで知られるフルタ製菓本社が生野区林寺に現存しているように、製造業が盛んな地域でもあります。

戦後ながらく「なにわの下町」として庶民的な風情が強くのこされてきましたが、大阪のふたつの中心地、ミナミとキタまでそれぞれ電車で5〜15分という立地の良さから、高層マンションがじょじょに建ち並びはじめている注目の地域です。

大阪市生野区の老人ホーム状況

2017年2月現在、LIFULL介護に掲載されている大阪市生野区の有料老人ホームは22施設あり、そのうち25の施設で入居金ゼロ円の料金プランが用意されています。入居金を支払う料金プランの月額費用平均が12万円程度であるのに対し、入居金0円プランの月額費用平均は14万円前後と、2万円程度、月の負担が大きくなるという計算ができます。

入居金は最高でも1,000万円以内で、大阪市内では平均的な水準となっています。高級志向というよりは、どちらかというと庶民的な価格帯の施設が好まれるようです。

1施設の居室数は最も少ない施設で16室、最も多い施設で180室、平均で約48室というのは、こちらも大阪市内の各区と比較して、ごく平均的な水準といえます。

大阪市生野区の高齢者の相談窓口

生野区では4か所の地域包括支援センターで、高齢者の総合的な相談窓口を担っています。「住み慣れた生野区でいつまでも」を合い言葉に地域の人との交流や健康増進、生きがいの発見に寄与する施設として、サークル活動やイベントなどが積極的に行われています。

生野区林寺地区について

生野区の南部、JR天王寺駅と近鉄大阪阿倍野橋駅の東側に位置するのが林寺で、地名は「はやしじ」と読みますが、地域にある大阪市立の小学校は「はやしでら」小学校と読むので、地元の人でも新住民にとっては混乱しがちです。

その歴史は古く、豊臣秀吉の時代の文献に、「林寺」の地名がすでに表されています。

林寺のランドマーク、みこし通り

林寺の北の端には「みこし通り」の名で親しまれる生野銀座商店街があります。JR大阪環状線の寺田駅からつながる商店街で、そのアーケードは東西に約1キロもあり、生野区内でいちばん長い商店街となっています。

衣料品、食料品を取り扱い商店をはじめ、飲食店も多く地元に愛されているこの商店街は、通称名の由来となっている生野八坂神社とともに発展してきました。今でも、毎年7月15、16日には「みこし活祭(かっさい)」としてパレードが行われています。

生野区発祥のフルタ製菓

林寺のランドマークといえば、1952年創業のフルタ製菓本社です。生野区内に誕生し、いまでも林寺にその本社を有します。セコイヤチョコが有名ですが、1999年発売のチョコエッグなど、親子3代にわたって馴染みのある人も少なくないのではないでしょうか。

「林寺(はやしでら)」小学校

大阪市立林寺小学校は、1934(昭和9)年創立で、すでに80年以上の歴史をもつ公立小学校です。生野区内でも小さな学校ですが、「ファミリー」という縦割り班を設けるなど、小規模ならではの教育を進めています。

林寺の教育施設

林寺には大阪教育福祉専門学校があり、多くの学生が学んでいます。1967(昭和42)年に幼稚園教員の養成校としてスタートしましたが、現在では、教育・保育コースなど3つのコースと夜間部を併設し、いずれも希望すれば介護福祉士の資格が取れるようになっています。

生野区中川について

生野区中川は、区内のほぼ中央に位置し、最寄り駅は近鉄大阪線の今里駅です。

その名は、区内を流れる平野川から分かれた中ノ川が由来となっています。明治になって中川村となり、1889(明治22)年に近隣の片江などと合併し、小路(おじ)村として知られてきました。1925(大正14)年に現在の大阪市に合併されています。

中川の翠岩さん

中川で江戸時代から知られるのが、土地の大地主だった翠岩です。本名を住吉屋太郎右衛門といい、地元では「すいがんさん」の名でいまも知られます。

裕福な家庭に生まれたものの、子宝に恵まれず、養子にした子も早世してしまった翠岩さんは、私財を村のインフラ整備に費やし、また自前の田畑を村に寄付し、その農産物は村人に平等に配分されたと言います。いまでも、土地は中川町の財産として、生野区役所とともに管理・運営がなされており、

その功績は、東中川小学校の校歌に歌われています。

民族学級のある中川小学校

地域にある大阪市立中川小学校は、1931(昭和6)年創立の歴史ある公立学校です。この小学校の特色は、学区内に在日コリアンが多く住むことから、「民族学級」を併設していることです。毎週土曜日に開講される「学級」では、韓国語の歌を学んだり、朝鮮舞踊や打楽器を学んだりすることができます。2011年には民族学級開設60周年を祝う式典も開催されました。

在日本大韓民国民団(民団)の調査では、中川小学校に在籍する在日コリアン子弟は、同区内の巽小学校と並んで多く、最大時は約200人が民族学級に参加していたということです。

中川の医療施設

生野区中川には、医療法人貴和会が運営する生野中央病院があります。同病院は、1956(昭和31)年からの歴史があり、現在は、内科、消化器外科、肛門外科、外科、整形外科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、皮膚科があります。148床の入院病棟ももつ地上5階建ての総合病院です。

同じ敷地内には、介護老人保健施設なども併設されています。

生野区舎利寺について

生野区舎利寺(しゃりじ)は、区内南部にあって、南北に流れる平野川の両岸に位置します。

地名の由来は舎利尊勝寺

地名の由来となっている舎利寺は正式名を舎利尊勝寺といい、いまも町内に存在します。約1400年前にかの聖徳太子が創建したとの言い伝えが残ります。また、戦国時代に細川晴元側と細川氏綱側が相まみえた舎利寺の戦い(1547年)の戦場になったことでも知られ、その際に、寺は荒廃したといいます。その後に、徳川家綱が復興し、現在にいたります。

境内には、西国三十三カ所の観音霊場が設けられ、それぞれの石仏が偉容を誇っています。

舎利寺の近くには、和菓子の老舗「千寿堂春蘭」があり、徳川家の葵紋の意匠をもつ焼き菓子が名物になっています。大河ドラマ「真田丸」でも知られるように、「太閤はん」が人気の大阪にあって、徳川家もその歴史に深く刻まれていることを垣間見ることができます。

舎利寺の「温泉」

大阪市は全国でもっとも銭湯が多い町として知られますが、なかでも生野区は銭湯がもっとも多く、人口13万人に対してなんと40以上の銭湯があるのです。

その生野区舎利寺では「歌舞伎温泉」が有名です。大阪で「温泉」というのは、一般的に「銭湯」のことを指し、ここも、天然温泉が湧いているわけではありません。この歌舞伎温泉は地元では「忍者屋敷」とも呼ばれ、和洋折衷の趣深いデザインが随所に見られます。

生野区小路について

生野区小路(しょうじ)は、区内東部に位置して、大阪市営地下鉄千日前線の小路駅が地中心駅となります。

小路駅は、1981(昭和56)年に、千日前線が新深江駅から南巽駅まで延伸された際に開業しました。大阪で5番目に開業した同線は、現在ではワンマン運転となっています。

その小路駅からはJR環状線の鶴橋駅まで7分、中心街のなんば駅まででも12分と至便で、また、東側に幹線道路の内環状線が南北に走っていることからも、交通の便に恵まれているといえます。名の由来は、明治期に近在の4つの村が合併してできた「小路(おじ)村」でした。一帯が「中小路」と呼ばれていたことから命名されましたが、合併したうちの一つが「中川村」であったため、「中」の字を優遇するのは不公平だとの意見から、「中」が除かれたと伝えられます。大正時代の終わりに現在の大阪市に合併されて現在に至ります。

民族学級のある小路小学校

大阪市立小路小学校は、1873年創立の伝統ある公立学校です。小路全域を学区としていて、卒業生の多くは、区内の東生野中学校に進みます。

在日コリアンの集住地域でもあることから、区内の中川小学校、巽小学校と並んで、民族学級を設置し、現在も毎週土曜日に韓国語のレッスンなどが行われています。

小路の神社

小路小学校の隣にあるのが、清見原神社です。起源は確かではありませんが、大伴氏が天武天皇を祀ったのが由来だとされています。1942(昭和17)年に社殿が増築され、現在の名称に変更されました。

現在も毎年11月に新嘗(にいなめ)祭を執り行うなど、皇室につながりをもった祭礼が年中行事として行われています。

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※HOME’S介護は、2017年4月1日にLIFULL介護に名称変更しました。