川崎市麻生区について

川崎市麻生区の概要

麻生区は1982年に多摩区から分区して誕生しました。川崎市の北西に位置し、稲城市、多摩市、町田市、横浜市と、同じ川崎市の多摩区、宮前区と接しています。

細長い形をしている川崎市の端に位置している麻生区は、市の中心地である川崎区と最も離れており、川崎区に行くよりも東京都庁のある新宿に出る方が簡単で早いです。

麻生区は多摩丘陵の一角にあり、全体的に標高が高めですが、川沿いは低めで、起伏に富んだ地形になっています。昔、麻が自生しており、8世紀頃に麻布を朝廷に貢いでいたと伝えられ、これが麻生の名の由来となっています。

川崎市麻生区の交通

麻生区には京王相模原線、小田急小田原線と小田急多摩線が通っている野で東京都心へ簡単に出ることができます。また、新百合ヶ丘駅から成田空港や羽田空港への直行バスが出ているので、どこへ行くにも便利です。

主要道路に世田谷町田線があります。小田急小田原線と並ぶように走っており、東京都心と町田市街地を結ぶ道路です。片側一車線ということと、都市と都市をつなぐ道路でありながら、ところどころ生活道路としても使われているため、慢性的に渋滞しています。現在、片側二車線にする工事が進行しています。

川崎市麻生区の人口

2017年1月1日時点での麻生区の人口は17万6483人で、うち男性が8万5816人、女性が9万667人と女性の方が多くなっています。麻生区の一世帯あたりの人数は2.37人で、この数字は川崎市全体の一世帯あたりの人数2.13人よりも高く(平成22年国勢調査)、麻生区には一人暮らしの世帯が比較的少ないことを示しています。

川崎市の人口は今後も増え続け、2030年を境に減少に転じると予測されています。麻生区の人口は川崎市よりも少し遅い2035年にピークを迎え、その時の人口は20万3000人になると見込まれています(平成22年川崎市将来人口推計)。

麻生区は昼間人口が13万6513人と川崎7区中最も少なく、夜間の人口に対する日中の人口の割合は80.3%で、昼間は区外に出ている区民が多いことがわかります。

麻生区民の通勤通学先で最も多いのが東京23区で36%、次いで麻生区内が28%、川崎市の他の区が11%、東京都下が11%、横浜市が7%となっています(平成17年国勢調査)。

生活環境の満足度

麻生区民の安全性、自然環境、行政サービスに対する満足度は、川崎市全体の満足度を上回りました(平成24年度かわさき市民アンケート報告書)。また、刑法犯の認知件数が737件と川崎7区の中で最も少なくなっています(平成25年 神奈川県警察)。

土地利用について

区の面積の4分の1を農地や山林、河川などが占めています。若い世代を対象にしたアンケートで、麻生区を好きと答えた人に、その理由を聞いたところ「自然環境の良さ」をあげた人が多くいた(平成22年川崎市青少年意識調査報告書)のも頷けるでしょう。

麻生区にある各駅の周辺では戸建ての住宅が目立ちます。麻生区の土地利用の割合は住宅地が最も多い反面、工業などの土地利用が特に低くなっています(かわさき都市計画 川崎市土地利用状況 平成22年度調査結果)。麻生区の都心のベッドタウンとしての性格が表れています。

麻生区の公園数は309個で、川崎7区中最も多く、2位の宮前区の198個を大きく引き離しています。麻生区の農家数は322戸で、宮前区の328戸に次いで川崎7区中2位となっています(平成22年世界農林業センサス)。麻生区はトマト、大根、白菜、さつまいもなどの栽培が盛んで、白菜、サツマイモ、じゃがいも、柿、玉ねぎの収穫量は川崎7区中1位となっています(平成24年度 川崎市農業実態調査)。

川崎市麻生区の老人ホーム状況

2017年2月現在、LIFULL介護に掲載されている麻生区の有料老人ホームは23施設あり、そのうち入居金ゼロ円の料金プランを用意している施設は21施設あります。入居金の平均額は750万円、最高額が2870万円で、最低額が12万4000円となっています。入居金を支払う料金プランの月額最低額が約13万円であるのに対し、入居金0円プランの月額最低額は約16万円と、入居金を支払うプランの方が安くなっています。

LIFULL介護に掲載されている川崎市の他の区と比較すると、他の区よりほんの少しだけ安いということが見てとれます。居室数は最も少ない施設で18室、最も多い施設で100室で、1施設あたりの平均居室数は61.8室となっています。"

百合ヶ丘周辺について

1927年に小田急小田原線が開業し、その沿線に集落ができていきました。1965年頃になると都心への近さや恵まれた自然環境から、団地の建設が急ピッチで進められ、人口が増えていきます。

小田急多摩線開通で活気

1974年には新百合ヶ丘駅から唐木田駅までを結ぶ小田急多摩線が開業し、沿線に家が建っていきました。現在の多摩線は新百合ヶ丘駅から唐木田駅までを運行しています。

新百合ヶ丘駅の周辺には麻生区役所や図書館、川崎市アートセンター、大型ショッピングセンター、シネコン(複合映画館)などがあり、街に活気があります。

また、多くの芸術家が住んでおり、日本映画大学、昭和音楽大学、川崎市アートセンターなど芸術関連の施設も多いことから、麻生区は新百合ヶ丘駅周辺を「しんゆり・芸術のまち」を合言葉に市民の芸術活動をバックアップしています。

麻生区岡上について

岡上の2016年3月時点での人口は6582人で、最寄駅は町田市の小田急小田原線の鶴川駅になります。岡上は南を横浜市の青葉区に、それ以外を町田市に囲まれている、いわゆる飛び地です。

岡上と柿生との結びつき

この地は1889年から1939年まで岡上村といいました。当時、岡上村は都筑郡柿生村、現在の麻生区との関係が強かったのです。隣接している村より少し離れた柿生村との結びつきが強かったのは、小田急小田原線の開業し線路で繋がっていたことに加え、隣村へは山や坂が険しく行き来が大変だったため交流が少なかったからでした。そのため、岡上村は、1938年に横浜市か川崎市のどちらかと合併をしなければならなくなったときに、柿生村のある川崎市を選んだのでした。飛び地になったのは村人自身による選択だったのです。

白鳥について

白鳥は麻生区の中部からやや西に行った小田急多摩線の栗平駅と五月台駅の間に位置します。栗平駅はかつてここにあった栗木村と片平村の名前を一文字ずつとって名付けられました。

白鳥の施設

栗平駅から徒歩25分のところにJリーグ・川崎フロンターレの練習場があります。練習があるときはサポーターが見学に来ます。栗平駅の北口を出て、稲城市との境まで歩くと五力田見晴し公園があります。緑豊かな公園で、散歩を楽しむ人も多くいます。展望デッキが設けられていて、麻生区の住宅街を一望できます。遠くまで見渡すことができ夜景スポットとしても人気がある公園です。

栗平駅の隣の黒川駅から徒歩8分のところに大型農産物直売所セレサモスがあり、麻生区だけでなく川崎中で収穫した農産物を買うことができます。出荷者の名前がわかるようになっており、安心して買い物できます。

栗平駅を降りて北口から5分くらいのところに、日本武尊をまつる白鳥神社があります。社名は日本武尊の魂が大白鳥となった言い伝えからきているそうです。神社のそばには桜並木があり、春には道ゆく人を魅了します。

多摩美について

麻生区多摩美は麻生区の北東に位置します。麻生区市民健康の森をはじめとした多摩美緑地と呼ばれる森が広がっている麻生区の中でも特に緑が豊かな地域です。

多摩美地区には鉄道の駅はありませんが、多摩美のすぐ南東に読売ランド前駅があります。駅から10分ほど多摩自然遊歩道を歩くと麻生区市民健康の森へ着きます。

市民健康の森

麻生区市民健康の森は、面積が約1.2ヘクタールの緑があふれる森です。付近には多摩美ふれあいの森、カントウタンポポ自生地保護園、野草園などがあり、辺り一帯に緑が広がる地域です。「麻生多摩美の森の会」の皆さんが森の保全と管理に取り組んでいます。

虹ケ丘について

虹ケ丘は麻生区の南部に位置し、町域の東半分が虹ヶ丘団地となっています。虹ヶ丘団地は1970年代から1980代に開発されたマンモス団地です。最近は住民の高齢化が進んでいます。

虹ケ丘は、ちょうど東急田園都市線と小田急小田原線の真ん中にあり、最寄駅は東急田園都市線だったらあざみ野駅かたまプラーザ駅、小田急小田原線だったら新百合ヶ丘駅か柿生駅になります。いずれもバスを使うことになります。バスの便数や路線は豊富にあります。

虹ケ丘の南に王禅寺ふるさと公園があります。多摩丘陵の自然を生かして作られた公園です。大きな広場や自然豊かな散策路、富士山を見ることができる展望広場など、親子連れに人気のある公園です。敷地内は高低差があり、川遊びもでき、ランニングコースもあります。一日中遊べる公園と好評です。

名産、禅寺丸柿

王禅寺ふるさと公園の名前にもなっている「王禅寺」は、公園の隣にあります。

王禅寺は真言宗豊山派のお寺で、「東の高野山」とも呼ばれました。1214年に寺の山中で禅寺丸という柿が発見されたことでも有名です。この禅寺丸柿は甘柿で、それまでの日本では渋柿しか知られてなかったことから、日本で最初の甘柿とされているそうです。こぶりで甘く種が大きい柿でした。1333年に消失した王禅寺を再建するため、朝廷の命を受けやってきた等海上人が禅寺丸柿を食べ、あまりにも美味しかったので近隣の村人に接木して栽培させました。

禅寺丸柿のピークは明治時代の末と言われており、1921年には938トンも生産されました。しかし富有柿などの新品種や宅地開発などで畑が減っていき、だんだんとその姿を消していってしまったのです。

しかし、1995年に「柿生禅寺丸柿保存会」が発足。現在は、地元の農産物直売所などで販売されています。

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