横浜市保土ケ谷区について

横浜市保土ケ谷区の概要

横浜市は全18区ありますが、この保土ケ谷区は市のほぼ中央に位置します。区内は坂が多く、地形が起伏に富んでいるのが特徴です。区内には帷子川と今井川という二つの河川が流れています。この区には古くからの地名が多く残されていて、その由来や歴史を思い起こさせてくれます。「保土ケ谷」という地名は1559年、小田原北条氏の所領を記録した文書内にすでに見られます。その後、東海道の宿場の制度が作られた折に、幕府公認の宿場として保土ケ谷宿が誕生し、本陣や問屋場などが設置されました。

明治になってからは、鉄道の東海道程ケ谷駅が横浜市誕生の2年前である1887年に作られていました。この地域が横浜市に編入されたのは1927年のことですが、以来、保土ケ谷区として約90年の歴史を刻んできました。2008年に開館したまちかど博物館は、かつての生活文化等を伝える物を、由緒ある町の商店等の一角に主にその店主が館長となって展示するという仕組みで、この地域の豊かな歴史あってこその事業です。

2017年1月1日時点での人口は206,621人です。平均年齢は46.3歳で、横浜市の平均よりは若干上回っている程度ですが、14歳以下の年少人口比率は平均より少なく65歳以上の老年人口比率は多い、高齢化の進んだ区だということが言えそうです。

鉄道の駅はJR東海道線保土ケ谷駅と相鉄本線の西谷、上星川、和田町、星川、天王町の各駅がありますが、区役所をはじめとする主な公共施設は星川駅周辺に集中しています。

区内には県内唯一の国立大学である横浜国立大学があり、地域の課題を解決するために相互連携を取り、区との各種パートナーシップ事業が行われています。

横浜市保土ケ谷区の老人ホーム状況

2017年2月現在、LIFULL介護に掲載されている保土ケ谷区の有料老人ホームは10施設あり、そのうち9の施設で入居金0円の料金プランが用意されています。ただし、入居金を支払う料金プランの月額費用平均が20万円台前半であるのに対し、入居金ゼロ円プランは平均で約2~4万円程度多めに支払うことになります。

とはいえ、LIFULL介護に掲載されている横浜市の他の区と比較すると、入居金ゼロプラン、入居金ありプランともに月額平均金額が低めで、入居金0円プランと入居金ありプランの差も少ないという特徴が見てとれます。入居金ありプランの入居金最高額は平均2000万円を超えており、周辺地域でも飛び抜けて高い金額になっています。

居室数は最も少ない施設でも50室、最も多い施設ではなんと480室で、かなり大型の、さまざまな設備や環境も充実した施設が多いという特徴が見られます。

保土ケ谷区では「保土ケ谷ほっとなまちづくり」という地域保健福祉計画を進行中です。「つながりあい支えあい安心していきいきと暮らせるまち」を基本理念に、「見守り・支えあい」「いきいき健康」「担い手づくり・情報」の3つの柱で、各種取り組みを行っています。

保土ケ谷区神戸町地区について

保土ケ谷神戸(ごうど)町地区とは、横浜市都市整備局の保土ケ谷神戸地区地区計画のために区分された保土ケ谷区神戸町と桜ケ丘一丁目を合わせた地区で、大半が相鉄本線の天王町駅の南西に位置した、面積約13.9ヘクタールのエリアを指します。

保土ケ谷神戸町地区の公共施設

古くからの住宅が軒を連ねる地区ですが、地区のほぼ中央には横浜ビジネスパークがあり、公共施設としては保土ケ谷区役所保土ケ谷土木事務所、横浜市保土ケ谷スポーツセンターが置かれています。

市立保土ケ谷小学校をはじめ、保育園も複数設置され、駅近の至便さもあいまって、天王町駅ほど近くにある帷子(かたびら)公園と南端の神戸緑地は地域住民の憩いの場となっています。

保土ケ谷神戸地区の歴史施設

かつて日蓮上人が泊まった家を法華堂に改修したという縁起を持つ大蓮寺や平安時代から続く神明社など歴史的な施設もあり、これからも注目の集まる地区だと言えます。大蓮寺は日蓮宗の寺で、徳川家康の側室、おまんの方が植えたとされるざくろの木があったとされ、それを記す石碑が残っており、今は二代目のざくろが植えられています。一方の神明社の祭神は天照大神で、1998年の平成の大造営によって380年ぶりに境内のすべての建物を一新し、かつてはこうであったろうという姿を再現しています。一年を通してさまざまな行事が行われ、地元に限らず、区外からも足を運ぶ人が少なくありません。

住民に配慮したまちづくり

地区整備の方針として、業務系の地区区分がなされている場合に住宅を新たに建築することができないのですが、これらの業務系地区でも快適な歩行者用通路や広場・緑地が設置されることを挙げています。建築物整備には周辺住民に開放されたオープンスペースを確保することも挙げられていて、概して住民に配慮したまちづくりを行うことが計画されています。

保土ケ谷星川二丁目地区について

この保土ケ谷星川二丁目地区はかつて「街づくり協議地区」にも指定されていたまちづくりの重点エリアです。相鉄本線星川駅の南側約500メートル圏内に位置する地区で、面積約4.6ヘクタールのごく狭いエリアです。星川駅の線路を挟んで反対の北側には保土ケ谷区役所や保土ケ谷警察署、横浜市消防局が控えています。

現在は住工混在、つまり住宅と工場が混在している地区ですが、その解消を図り、商業施設や都市型住宅を充実させていくことで魅力的な地域にすることがこの地域の都市計画の目標とされています。

保土ケ谷星川二丁目地区の公共施設

この地区の南西にある保土ケ谷都市緑地3号は保土ケ谷区最大のスポーツ・公園施設である県立保土ケ谷公園に連なる緑地です。西には野球やサッカーをする子供たちの声が響く星川中央公園もあります。

星川駅前にはスーパーマーケットのいなげや星川駅前店があり、近隣のマンションや住宅で暮らす住民の日用生活品や食品等の需要に応えています。

この地区にある光栄山法性寺は日蓮宗の寺で、広い敷地には本堂のほか、七面堂と呼ばれるお堂や鐘楼があり、山門の両脇には仁王像がたたずんでいます。このお寺が所有する紺紙金字法華経は横浜市の文化財に指定されています。また、美しい自然の残されている場所で、墓地の周辺の遊歩道を散策すれば、木々の合間に自生の草花や木の実などを見つけることができます。

明神台地区について

明神台地区は明神台と花見台に1959年、日本住宅公団が整備した明神台団地によってほぼ全部が占められた地区です。この地区は「大都市地域における住宅及び住宅地の供給の促進に関する特別措置法」によって住宅の供給を重点的に図る地域として位置づけられていて、居住水準を向上させること、そして戸数を増加させることを促進するための施策がこれまでとられてきました。

コンフォール明神台としての再生

県立保土ケ谷公園に隣接した豊かな自然と、星川駅から約500メートルと交通至便な立地もあいまって人気の団地でしたが、中層住宅は老朽化が進み、建て替え計画が実施されてきました。現在は独立行政法人都市再生機構のコンフォール明神台が1000戸を超える中高層住宅を提供しています。

団地内には保育園やクリニック、コンビニ、カーシェアリングのステーションもあり、子どもたちや若者の姿もよく見かけられるエリアとなりました。高台にあるため眺望がよいのが魅力ですが、一方で坂道が急でアシスト付き自転車が欲しいという声も聞かれます。星川駅、JR横須賀線保土ケ谷駅まではバス便もあり、横浜中心部や都内への通勤には便利に利用されています。

保土ケ谷仏向町地区について

保土谷仏向町地区は相鉄本線和田町駅の南西、1キロメートル超に及んで縦長に広がるエリアです。人口、面積ともに保土ケ谷区内でいちばん大きな町となっていますが、和田町駅、上星川駅から国道16号(保土ケ谷バイパス)方向へ、それぞれ1.2キロほど離れており、横浜市の都市整備計画では旭区の市沢町と合わせて考えられています。

和田町駅から5分程度のところに曹洞宗のお寺、正福院がありますが、ここは樹齢300年のイチョウの大木と美しい湧水で知られています。そこから少し西に行ったところには五十猛神を祭神とする杉山社があります。和田町駅から南へ10分ほど上った場所には仏向貝塚があり、この地に古くから人の営みがあったことを知らせてくれています。

保土ケ谷仏向町地区の自然

かつてはほぼ全域が市街化調整区域だったこともあり、自然がとても豊かな地域です。仏向川沿いにはサワガニやカブトムシ、たちばなの丘公園ではホタルを見ることもできます。たちばなの丘公園は火薬工場跡に造られた総合公園で、面積はなんと12.4ヘクタールにも及びます。2011年、その一部が開園し、現在も建設が進行中ですが、草地や竹林、雑木林等の自然を生かしたコーナーに加え、かつてあった火薬工場の施設をそのまま残し、いまに伝えてくれるコーナーもあります。

横浜市では源流域の認知を高めるため、「小川の散歩道」という取り組みを行っています。その一つのケースが仏向町小川アメニティです。川沿いに春には梅が咲き誇り、初夏にはホタルも飛び交う、心休まるスポットになっています。

農地も広く残されていて、季節ごとにさまざまな野菜が生産されていますが、野菜の直売所はもちろん、ミカン狩りや芋掘りなどを体験できる農園もあり、農業を身近に感じられる地区でもあります。

保土ケ谷仏向町地区の高齢者福祉施設に見る特徴

「都市計画マスタープラン・保土ケ谷区プラン」では、この自然を保全しながらまちづくりをするという方針が立てられていて、自然を生かした公園や高齢者福祉施設の建設が進められてきました。

高齢者福祉施設の建設がまちづくりのひとつの大きな柱となっていたこともあり、実際、この地区にはそれらの施設が点在しています。駅から離れたところには規模の大きな施設も複数あります。これからも多様な施設の増加と充実が見込める地区です。

介護付き有料老人ホームや特別養護老人ホーム(特養)、グループホーム、サービス付き高齢者向け住宅、その他介護施設や老人ホームなど、高齢者向けの施設・住宅情報を日本全国38,000件以上掲載するLIFULL介護(ライフル介護)。メールや電話でお問い合わせができます(無料)。介護施設選びに役立つマニュアルや介護保険の解説など、介護の必要なご家族を抱えた方を応援する各種情報も満載です。
※HOME’S介護は、2017年4月1日にLIFULL介護に名称変更しました。