【はじめての方へ】介護施設を選ぶ際に絶対確認しておきたい立地条件とは?
施設選びで多くの方が指摘するのが、「立地条件」。
実際に施設に入居されている方のご家族はどう考えて現在の施設を選んだのでしょう?リアルな本音をお聞きください。
- 【目次】
-
施設の立地は利用者本人と家族の双方に重要な要素
施設選びでは、「施設内環境」や「施設でのサービス」、あるいは「費用」などが大きくクローズアップされる傾向があります。
しかし、それらに優るとも劣らず重要な要素が、施設の立地条件です。
実際に老人ホームや介護施設に入居されている方のご家族518人に伺ったところ、
の4つを施設選びの基準にした方が多いことがわかりました。
そしてこの4つは、
という2つに大別されます。
アンケートから分かったそれぞれの声を紹介します。
面会に通いやすい立地
まず、ご家族が通いやすい場所を選んだ方の声です。
どの口コミも、入居者に様子を頻繁に見に行きたいという、ご家族の気持ちが表れています。他にも、
という声もありました。
いずれも、入居者の精神的な不安感を解消してあげたいという気持ちが、施設選びにも反映されているようです。
LIFULL介護では、駅の近くの老人ホームを特集しています。こうした条件から老人ホームを探すと、車の有無にかかわらずすぐに会いに行ける老人ホームが探せますね。
入居者の生活環境重視
こちらは、入居者本人の生活のしやすさ、快適さを考えて選んだ方の声です。
入居者が老人ホームや施設で、「精神的に安定するよう、自然環境の良い場所を選んだ」という声が多かったです。
老人ホームは生活の場です。日々の生活の中で、気持ちにゆとりが生まれるような環境を重視したい、という思いがあります。
LIFULL介護でも、海が見える老人ホームを特集しています。
一方、自然環境よりもより生活の利便性を重視した声もありました。
入居者の生活環境と、ご家族の面会のしやすさを両立させた声もあります。
ご家族が老人ホームなどの施設立地に求めるものは、結局はこういうことです。
施設の立地によって入居にかかる費用も変わる
老人ホームの立地条件によって、入居費用や月額費用も変わります。
それは、ホームや施設の建設費用の差によるものです。駅の近くや商業地に近い場所ほど、土地取得にかかる費用は高くなり、入居一時金や月々の利用料金に反映されていきます。
逆に、街中よりも郊外の方が土地取得にかかる費用は抑えられ、利用料金は安くすみます。その反面、交通の利便性が悪くなり、家族が訪問するのには時間がかかります。
老人ホームの立地条件として「自然環境を重視したい」という要望を良く聞きます。
入居者の精神的な安定と、郊外ゆえに費用が抑えられるというメリットはありますが、ご家族の訪問がしづらくなるというデメリットもあります。
逆に、街中のホームを選んだ場合、ご家族の訪問や日常生活の利便性というメリットはありますが、費用が高くなるというデメリットが生じます。
このように、入居するご本人やご家族の事情に合わせて「施設選びの基準」を決め、立地条件を見極めたいものです。