自宅の介護で苦労した点は? 自宅介護の限界を感じた瞬間

介護施設探しの口コミ・リアルな声! ~介護者に聞きました~

できれば自宅で介護してあげたい…そう思っても、在宅介護の大変さは経験のない者にはわかりません。覚悟して在宅介護をはじめたとしても、現実は想像を超えてしまいます。在宅介護経験者のリアルな声からは、想像と現実のギャップがはっきりと見えてきます。 老人ホーム・介護施設を探す

在宅介護で本当に苦労する3つの負担

在宅介護経験者が実感した苦労で、5割以上の方が回答しているのが、「精神的な負担(74.3%)」「時間的な負担(62.5%)」「肉体的な負担(53.3%)」でした。

グラフ図:自宅での介護で苦労したこと

では実際、どのような負担があったのでしょうか?

精神的な負担

  • 「休みが取れない」(51歳)
  • 「ずっと面倒を見なくてはいけないので、自分のことは後回しになり、何もできなくなって気が滅入る」(45歳)
  • 「物忘れが激しく、5分前に言ったことを何度も繰り返し言うので、毎回返事をするのが苦痛だった」(51歳)

認知症のご家族に対しては、その言動に対してのストレスが、要身体介護のご家族に対しては、つきっきりでの生活介護への精神的な負担が、介護される方のストレスとなっていることがよくわかる意見が多数を占めていました。介護を必要としていることがわかっていても、精神への負担が積み重なり、介護者自身の体調を崩すケースも少なくありません。

時間的な負担

  • 「仕事が束縛される」(57歳)
  • 「とにかく、自分の時間は寝ている時だけでした」(65歳)
  • 「24時間営業のコンビニエンスストアで休みなしに働いているのはこういう感じかなと思うほどでした」(57歳)

親が介護を必要とされる状態になり、仕事中でも早退したり、会議の途中で抜け出したりすることを繰り返していたら、会社から退職を勧められたという事例もあります(日経新聞の記事より)。要介護者の生活を介助することが、介護者本人の生活を破綻させかねません。在宅介護の難しさは、生活の時間を拘束されざるをえなくなるところにあります。

肉体的な負担

  • 「腰の痛みで歩けなくなり、トイレに連れて行ったり、お風呂に入れられない」(55歳)
  • 「介護疲れで倒れて半月入院した」(63歳)
  • 「自分よりも重い体重なので、負担が大きい」(62歳)

介護をするということは、要介護者の身体を動かすということでもあります。一度や二度の介助なら、誰でもできるでしょう。しかし、在宅介護は、極端なことをいうと、24時間身体介助を必要とすることです。介護者の肉体的な負担が大きいことは、想像できます。いわゆる「老老介護」ともなれば、その負担は、介護者・被介護者の双方に重くのしかかってくるものです。

ご家族が追いつめられないために早期の決断を

自宅で介護を続けていると、時として、介護をするご家族の方が、追いつめられていくケースがたびたびあります。経験者の声を聞いても、それは実感できます。
また、自宅が生きる世界の全てになってしまい、社会との疎外感を感じて、それが介護者本人の精神的なストレスになっていくことが多いようです。

老人ホームをはじめとする高齢者施設や、介護施設は、個人による介護の難しさを補うためにある施設です。もちろん、住み慣れた自宅で介護をしてあげたいという気持ちはわかります。しかし、愛情だけでは介護はできません。マザー・テレサの言葉に耳を傾けてみてください。

「必要なのは自分は他人の人生を助けるプロフェッショナルであるという職業意識なのです」

愛情だけではボランティア活動はできない、という意味なのですが、ボランティアを介護という言葉に置き換えれば、在宅介護の限界が見えてくるようです。

家族への愛情ではじめた介護で、精神的・肉体的に追い詰められる前に、お互いにとってベターな方法を考えた方がいいでしょう。

相談窓口を知っておこう

在宅介護に限界を感じたとき、老人ホーム、介護施設での介護を検討する時期になっています。その際に、相談に乗ってもらえる公的な窓口を知っておきましょう。 HOME’S介護でも相談窓口を設置しています。

HOME'S介護相談窓口
専門スタッフが介護施設についてご相談をお受けします。 0120-652-140

その他にも、公的な相談窓口を紹介しておきます。

介護に関する総合的な介護相談窓口は、「地域包括支援センター」や「社会福祉協議会」が相談に乗ってくれます。介護サービスに関する各種の相談、生活などの困り事の相談など、多岐に渡っています。

介護保険制度に関する相談は、各地域の福祉保健局(地域によって名称が異なる場合がある)に問い合わせると、詳しく教えてもらえます。例えば東京都の場合、「東京都福祉保健局」が問い合わせ窓口になります。

経済的に介護が難しくなった場合、生活保護での公的支援を考える選択もあります。各自治体の相談窓口で申請できます。

在宅介護は、さまざまな負担を強いられます。介護を受ける本人のためにも、介護をするご家族のためにも、追い詰められる前に、老人ホームや介護施設をはじめとする施設介護に切り替えた方がいいでしょう。生活状況やそれぞれの介護度によって、公的支援の制度があります。ひとりで悩まず、まずは相談できる窓口を知っておきましょう。

HOME'S

アンケートからみる在宅介護で苦労した点。介護付き有料老人ホームや特別養護老人ホーム(特養)、グループホーム、サービス付き高齢者向け住宅、その他介護施設や老人ホームなど、高齢者向けの施設・住宅情報を日本全国32,000件以上掲載するHOME'S介護(ホームズ介護)。メールや電話でお問い合わせができます(無料)。介護施設選びに役立つマニュアルや介護保険の解説など、介護の必要なご家族を抱えた方を応援する各種情報も満載です。

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