介護老人保健施設(老健)の費用

初期費用は0円、月額費用はおよそ8~13万円と、安価でサービスを受けられますが、3ヶ月で退去しなければならないケースもあります。

介護老人保健施設の費用の考え方

介護老人保健施設(別称:老健)では、入所一時金などの初期費用は必要ありません。

入所後に月額費用として介護サービス費と生活費(居住費・食費・その他日常生活費)を自己負担することになります。

下の図は、要介護度3の入所者が負担する費用目安の内訳です。

例)要介護度3の方の場合

介護サービス費(介護老人保健施設サービス費)は、要介護度などによって異なり、要介護度が高くなるほど、高額に設定されています。また、施設の設備や職員の体制、施設で対応する処置やサービスなどに応じて、「療養食加算」「口腔機能維持管理加算」などの介護サービス加算が発生し、その1割も自己負担となります。

生活費に含まれる居住費は、施設や居室のタイプによって決まり、多床室よりも個室の方が高く設定されています。また施設ごとに、その他日常生活費として、電話代や理美容代、新聞・雑誌などの項目・料金が設定されており、入所者は実費を負担します。詳細はケアマネジャーや施設に確認してください。

なお介護老人保健施設では、看護師や理学療法士などによるサービスに対して料金が加算されるため、一般に特別養護老人ホームよりも利用料が高くなります。

介護老人保健施設の月々の費用(目安)

介護老人保健施設の費用は負担能力に応じて、入所者本人と主たる扶養義務者(配偶者・子供など)が負担することになります。

以下は、東京の介護老人保健施設における自己負担額の例です。

介護老人保健施設の月々の費用

従来型多床室の費用(30日換算、要介護3の場合)
内訳 利用料
居住費 ¥9,600
食費 ¥41,400
その他費用 ¥10,500
介護老人保健施設
サービス費
¥29,090
サービス加算 ¥1,567
合計 ¥92,157
ユニット型個室の費用(30日換算、要介護3の場合)
内訳 利用料
居住費 ¥59,100
食費 ¥41,400
その他費用 ¥10,500
介護老人保健施設
サービス費
¥29,187
サービス加算 ¥1,567
合計 ¥141,754

ただし本人および世帯全員が生活保護の対象であったり、年収が少なかったりすれば、居住費や食費は低く設定され、介護サービス費についても高額介護サービス費などの補助金が自治体から支給されます。そのため、実際の自己負担金額については、ケアマネや施設に確認しましょう。

介護老人保健施設とは

介護老人保健施設とは、医療法人や社会福祉法人などによって運営される公的な介護施設で、収入や課税金額などに応じた補助金や助成制度が受けながら、在宅復帰に向けたサービスやケアを受けられます。

サービスは、入浴・食事・排泄などの身体介護、医療処置、回復期のリハビリテーションなどが中心で、掃除や洗濯、買い物やレクリエーションなどはあまり提供されていません。

また、特別養護老人ホームのように終身制ではなく、判定会議で退所可能であると判断された場合には、退所することが求められます。

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